産後うつの原因とは?

「産後うつ」とは鬱病の一つで、一般的には「マタニティブルー」と思われがちですが、実は産後うつとマタニティーブルーは違います。マタニティブルー(ベビーブルー)は、出産後2,3日頃に出てくるネガティブな感情で、理由のない恐怖感や自信喪失、悲しみなどに襲われる症状です。ちなみにマタニティブルーは、約1ヶ月程度で回復するのが特徴です。しかし産後うつは、それとは全く異なります。「産後うつ」の特徴としては、出産後約1ヶ月程度で症状が始まり、数週間でその症状がピークになり、その後3ヶ月から12ヶ月以上の間、苦しむことになります。また鬱病は「ネガティブな心の病」ですから、早期に診断、治療をしなければ、考え方や精神構造に定着してしまい、治療や回復が非常に難しくなるので注意が必要です。ちなみに「産後うつ」の原因は、マタニティブルーと同じく、出産後の精神バランスの不安定が要因になって引き起こされるといわれていますが、最近になって、脳の神経伝達物質が不安定になること、ホルモンの変化、社会心理学要因が関係しているということが判明しています。つまり産後うつは、誰でもなりうる病気であり、決して怠け者であるとか、その様な一方的な判断をしてはいけないのです。

私って産後うつ?自己チェック法とは?

産後うつだけに限らず、鬱病は自分や周囲が気づきにくい病気でもあります。「私って、もしかしたら産後うつかも…」そう思った方は、すぐに心療内科のカウンセリングなどを受けることをおすすめします。そして早期に家族や夫に気づいてもらい、協力してもらうことが産後うつ治療として最も大切です。それでは、「産後うつ自己チェック法」を紹介しましょう。1・いつも疲れている様な気がする。2・気持ちよく眠れない。不眠症気味である。3・常に原因が分からない不安感がある。4・イライラして家族や夫に当たってしまう。5・自分は生きている価値がないと感じ、将来に希望が持てない。6・集中力や、記憶力、判断力が低下した様な気がする。7・拒食や過食気味である。8・自分の外見に気配りがなくなる。9・夫や赤ちゃんに愛情が持てない、感じない。以上のチェック項目に心当たりがあればあるほど、産後うつの可能性が高くなりますので、心療内科で診断を受けることをおすすめします。しかし、これらの産後うつの自己チェックに当てはまるからと言って、自分自身を責める必要は全くありません。産後うつは病気です。あなた自身が決して怠け者であったり、感謝が足りないわけではありません。あなた自身や家族が、産後うつを「病気」として理解し、協力し合うことが最も大切なのです。

産後うつの治療法とは?

産後うつとは何度も言う様に「欝病」です。うつ病は長期に渡ることで、ネガティブな感情やイメージが性格や考え方に定着するので、どんどん回復が難しくなってきます。ですので、少しでも産後うつでは?と感じたらすぐに専門医の診断を受けることをおすすめします。ちなみに主な治療法としては、「薬物療法とカウンセリング」があります。また、授乳中の赤ちゃんに影響がないというデータを持つお薬もありますので、専門医と相談の上、積極的に服用することを検討しましょう。ちなみに産後うつは母親の精神状態だけでなく、赤ちゃんの精神にも悪影響を及ぼすことが分かっています。その理由は、母親の精神状態を赤ちゃんは察知する力があるからです。産後うつは、専門医による早期診断、そして家族や夫の協力で乗り越えることが可能です。全てを自分だけで解決しようとせず、家事などは家族や夫に助けてもらう、また室内にこもらず新鮮な空気を吸いながら散歩をすることで適度にストレス解消をすること、また同じ赤ちゃんを持つお母さんと友達になり、話を聞いて貰うのも良い治療法です。産後うつは必ず治療できます。安心してくださいね。

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